聖道仏教と浄土仏教

おはようございます。

法話を聞いた復習のために書いています。参考になるところがあれば幸いです。

 

仏教には聖道仏教と浄土仏教があります。

 聖道仏教は誰にでもキラリと光る仏性がある。ただ煩悩に覆われ見えなくなって

 いる。煩悩をなくせば仏性が表れ仏の悟りが得られるという教え。

 天台宗真言宗禅宗など

 

 浄土仏教はすべての人間は100%煩悩で出来ている。煩悩は減りも無くなりも

 しない。煩悩そのままで阿弥陀仏の本願に救われて仏の悟りが得られるという教え。

 浄土真宗

 

親鸞聖人は天台宗比叡山に9歳で入られ、29歳まで比叡山で修業を続けられましたが、とても修行を成就することはできないと下山されました。

 

下山される時、比叡山から琵琶湖をみて、以下の心境を綴られています。

「あの湖水のように、なぜ心が静まらないのか。思ってはならぬことが思えてくる。考えてはならぬことが浮かんでくる。恐ろしい心が噴き上がる。どうしてこんなに欲や怒りが逆巻くのか。あの月を見るように、なぜさとりの月が見れぬのか。みだらな雲がわき上がり、心の天をおおい隠す。こんな暗い心のままで、死んでいかねばならないのか。かかる一大事を持ちながら、どうして無駄な時を流せよう。はやく俗念を投げ捨てて、この大事を解決せねば」

 後生の一大事を阿弥陀仏の本願で解決していただかねばと思いますが、なかなかです。