諸行無常の世界

おはようございます。

残暑が厳しく、今日も暑くなりそうです。

昨日の聞法の復習をいたします。

 

諸行無常  この世で変わらないものは何一つない。

 

人は幸福を求めて生きています。

健康、お金、財産、地位名誉、家族妻子・・・

 

人間の得られる幸福はこれらのもので、過去の自分や他人と比較して幸福感を感じます。しかし無常の世界では変わらないものは何一つなく、「無くなりはしないだろうか」と常に不安を抱えています。これを相対の幸福と呼び、私たちはこの幸福しか知らない世界に住んでいます。

 

これらのものが無くなるのも辛いですが、無上の一番激しい時は、「死」を迎える時です。死は突然やって来ます。なぜなら私たちは

  明日も生きておれる、明日も、明日も・・・・

と永遠に生きられるように思っているからなのでしょう。

その「死」を迎えると、これまで自分が得たものはすべて自分から引き離され、苦しみます。何一つ持って行くことはできないからです。

 

そして死後はどこへ行くのやらまったくわかりません。人間の智慧では全くわかりません。わからないということは不安いっぱいです。

 

この100%確実な未来である「死」を見ないようにしていますが、その不安は心のどこかで感じているのではないかと思います。

死後は絶対に変わらない幸せ(絶対の幸福)になれるとわかっていれば、この世は無常の世界であっても楽しくたくましく幸せに生きて行けるのではないでしょうか?

 

仏法は阿弥陀仏に生きている間に救われて、今生で絶対の幸福にしてもらいなさいという教えと理解しました。